早っ!
香港の朝粥食堂に行ったとき、隅の円卓でその一族と思われる
じいちゃんたちが一家で、何やら
シュウマイらしきものを黙々と包みまくっていた。
時間にして7時頃だったろうか・・・
まるで手がマシーン。
私も餃子を包むのは、めっぽう早い・・・・などと
いまは言っても、仕事だからね・・・・とあまり自慢にもならなくなって
この仕事する前は、私が餃子を包んでいると
母は嬉しそうに
『この子は餃子を包むのが、ほんと早いのよー!』と
親戚の人々に無邪気に自慢していたものだ。
勉強も若いうちに、いっぱい勉強すると、
ぐんぐんも伸び、忘れないと、人はよくいう。
餃子や焼売も同じで、若い時に沢山包むと
これも訓練でものすごいスピードで包めるから
これは大人になった時、難しい方程式を解くことより役に立つ。
方程式よりすごいのは、そのお役立ちは食べる人全員が
美味しいから、役に立つ幅が広い。
なんでそんな早いの?仕事の新人時代、撮影中、聞かれると、
ふざけてというより、照れと先輩方に一応気を使って、
『餃子屋にいたんだよ』
『なるほどねー』
ちゃうちゃう・・・・・
これには理由がある。
うちも母親が餃子を作る人だったけれど、
高校生1年生の時だった
部活のない日は放課後だらだらと、寄り道して帰るお年頃。
まだ新学期だったから、あいうえお順に席があり、
ホンダ・マチダと前後で座っていた。
突然背後からマチダM代が言った。
『ホンダ!今日、うちは、餃子だから、
早く帰らなくちゃいけないんだ。だからすぐ帰る。』
後ろを振り向くと、真顔だった
つかさず、隣のキヨミちゃんが、
『えーっ!餃子って家で作るもの?』
『あたりまえじゃん。200個か300個は作らなきゃいけないからみんなで包むんだよ。今日はお母さんを手伝うの!』
えーっ!!200個ぉーっ?
その近辺で会話を聞いていた人が全員、彼女を囲むように驚いた。
彼女は3人兄弟。おにいちゃんが2人。
餃子はみんなの大好物で、餃子デーには、ご飯は炊かず、
ひたすら焼餃子を食べるのだという。
M代の影響で、放課後だらだらせず、みんなさっさと駅まで歩いた。
駅でM代にバイバイ (@^^)/~~~!、と手を振り
私たちはやっぱり、恒例のサーティワンアイスに寄った。
いつものシングルチョコミントを食べつつ
餃子100個200個をひとり想像していた。
どのくらい包むだ?
その日曜日とりあえず150個分の餃子の材料を買ってきた。
150個包んだ餃子を並べてみたい・・・それだけだ。
食べざかりの弟がいても、白いご飯のおかずには、
途中ギブアップだったが、
身についたのは、包み方の均一化とスピードだった。
つまり誰もが人間マシーンになれる。
いま、包むのが面倒・・・・という声をよく聞く。
これは習慣とちょっとした訓練だ。お総菜コーナーのより、数倍美味しい。
何といってもお腹いっぱい餃子が食べられる。
一度身につくと一生の幸せだ。
だって、皮を包むのはテレビ見ながら、座ってできる。
そうそう、香港の家族だって、座ってやっていたもの。
皮を作るのは時間が必要だけど、包むだけならすぐ出来るようになる。
もう、卒業以来M代にも、キヨミちゃんも会っていないけれど、
おそらく、餃子は手作りだと思う。
あたりまえじゃん!・・・そのM代の力強いお言葉は、その周辺の女子高生の
ちょっとした餃子革命 だったたんだ・・あれは。
♪台所日記♪
きのうも結局帰りが遅くなってしまった。
もずくを戻してから、行ってよかった。
またもやスピード料理の連発。
中華は面倒な料理もあるけれど、早っ料理もたくさん、ありがたい。
夕飯・・・・・
- 八宝スープ(竹の子・干椎茸・人参・長葱・豚・大根・玉子・白菜)
- もずく(きゅうり)
- 厚揚げと豚肉の葱炒め
- 麦ごはん
朝ごはん・・・・・
- ゆで餃子(たっぷり長葱・生姜・豚挽き)
- 熱々ほうれん草(おかか)
今日からミクが朝練。学校は相変わらずインフルがはやっているから、かからないように、かかってもすぐ取り返せるように、葱・生姜をどれにもたっぷり入れて・・・。あれ、ここのところチャイナ家族だ。
でもきっと、明日も中国朝ごはんだ。だって肉まんの中身ギョウザついでにまとめて作っちゃった。これまた、よろこぶんだもんな・・・あいつらが。
おやつ・・・・・
バナナケーキ
今朝は日本中高気圧に覆われているから、きっと天気がいいぞー。昼は焼き魚定食食べたいーっ。カフェオレを飲んで、仕事場へいこか・・・。