ブータン料理

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この所食べ物の会への参加が多い。今回は初めてのブータン料理。ブータンは中央アジアに有り、インド、中国(チベット自治区)などに囲まれた王国で山岳の国。首都はティンプー。標高2500mの高地にあります。4000mの高地で生活している人も沢山いるようです。このような高地で暮らしていると、私たちが突然高地に行った時に高山病にかかるのと同じに、低い所に来たときには低山病にかかるそうです。低山病という言葉を初めて聞きました。
平地がないので農業はほとんど段々畑。でもきちんと自給自足が出来ているようです。これも日本の西岡さんと言う人が、一生懸命農業指導をしたお陰だと言います。この人の名をブータン人で知らない人は居ないようです。王様から最高の勲章を頂いたと聞きました。偉い人だと感心です。
しかし平均寿命は短く、60歳くらいだとのこと。何故かと言うと大変お酒が好きだとか。(60度くらいのお酒を飲んでいるようです)そして料理が辛い。こんなことが関係しているのではないかと話していました。
色々お話をしてくださったのは、チェンチョさんという若いハンサムな(今ではイケメンというのでしょう)人です。日本語が大変上手です。ブータンの人は英語も話すようです。これは小学校の教育が国語(母国語)以外はすべて英語でされているからなのだそうです。何故か?昔はブータン人の先生が居ないので、インドから(英語です)先生が来ていたのが理由のようです。彼はブータンではガイドをしているそうです。そして料理は彼の弟さんのお嫁さん(日本人ですがブータンに住んでいます)の指導の下に作ってくださいました。
どれも唐辛子を使っていて、世界で一番辛い料理を食べているのではないかと話していました。ですから日本人向けに少し辛さを控えたとのこと。ちょっと辛さを控えないのも食べてみたかった気がしました。
主食は日本のようにねっとりした米。タイ米のようにポロポロしていません。赤米やとうもろこしを刻んで炊き込んだご飯も美味しかったです。
家庭では基本的にワンプレートで食べるそうです。大き目のお皿にご飯を山のように盛って、回りに3種類くらいの辛いおかずをのせ、ご飯と混ぜながら右手で食べます。箸は使わず、3本の指を上手に使って食べます。左手はお皿を押さえるくらいで使いません。
ほとんどの家庭では圧力釜を持っています。気圧の関係で必需品なのでしょう。肉は生肉は余り使わず、ほとんど干した肉を使うようです。
お菓子はザウ・ゲザシップと言って米やとうもろこしを炒った物でした。コリコリして美味しかったです。
この他・エマダツィー(唐辛子のチーズ煮)
     ケワシャモダツィー(じゃがいもときのこのチーズ煮)
     パクシャパ(豚肉と大根の唐辛子煮)
     チキンカレー
     エゼー(ブータン風サラダ。玉ねぎトマトを唐辛子ドレッシングで合えてある)
     チュル(川海苔のスープ。川海苔は白っぽいです)
     レッドライス(赤米)
     カランライス(とうもろこしのご飯)
     ミルクティー(甘くてスパイシーでおいしい)
以上でした。どれも大変美味しくもっと辛くても大丈夫でした。
美しい自然いっぱいの景色の写真なども見せて頂き、食べ物も辛い物が好きな人でしたらとっても口に合い、ゆったりしたひと時を過ごしました。

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