生老病死

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もう、今年も残すところ、

二ヵ月ない。

 

今年は師・小林カツ代の死から一月がスタートしたが、思えば

ここ数年、多くの恩人との別れがあった。

 

師は、よく、私に

あこちゃん、どんなエライ人にも、どんな有名になっても

必ず、くるのが病・死

まれに、老衰なんてのがあるけれど、それは

本当に稀。ほんの一握りの人の話。

たいていは、なにかの病気で死ぬのよ

 

 

と微笑みながら、よくそれについて語っていた。

そして、私は、10月11月になると、

若くして(ともに28歳)亡くなった、Kちゃん、Tちゃん

を思い出す。

 

人生50年なんて、昔はいうけれど、

そんな大げさな・・・と少し前まではおもったけれど、

 

最近は、めんどうだとおもった高校(仏教精神の学校)の仏教の授業を

思い出す。

生きるということ

老いるということ

病気になるということ

死ということ

 

彼らは老と病をすっとばして死に行ってしまったわけだが

老と病の苦しみはなかった。

 

こないだ、ファンではないのだが、加山雄三さんが

テレビで海を見ながら、ポツッといった言葉が印象的だ

 

人間ねえ、いきていると、

いま、こう、振り返っても

辛いことの方が、多いんだよ。

 

達成感と幸福感の数が多ければ

つまり、辛いことも多いということ。

でも後者は前者によって、忘れたように

缶詰のなかにパックして、いきていくことが出来るのだろう。

 

先日、父が持ってきた写真の整理をしていたら

亡くなった人の写真がたくさん出てきた。

ああ、ずいぶん、私に影響を与えた人が

この世からいなくなっちゃったんだな・・・

いつか、自分もこの世からいなくなるんだな・・・と、

最近はとっても、身近に確信する。

 

100歳超えした人の孫だし、100歳まで生きているつもりだが

いまからの生き方は、どうしようかなと

日々、おもいつつ

仕事におわれて、あっというまの24時間なのですな。

 

と、父と母の実家からきた新米を食べつつ

今朝もなんなく、考えてしまった。

 

 

 

 

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