♣ 煮ながら食べるブリ大根・・・・・4人分
ブリカマや骨など…500g
大根…1/2本
生姜薄切り…2枚
【煮汁】
水…1.5リットル
酒…大さじ4
麺つゆ…大さじ2〜3
♦作り方♦
1.大根は1.5cm厚さの半月に切る。大根にたっぷりの水を入れて火にかける。蓋をして15分くらい茹でたら、大根は引っ張り出して土鍋に移す。
2.残っている茹で、魚を色が変わるまでサッとゆで、取り出して大根の上にのせる。
3.酒、分量の水を入れて中火にかける。フツフツしてきたら、麺つゆを入れ、グンと弱火にし、表面がほんとわずかに微笑んでいるみたいな顔の煮え加減。
ブリに想いを・・
うーむ・・・・ブリ大根の場合は、煮えているその微笑みの笑顔は女じゃないな・・・
勝手な想像をするだに、ダンディな中年男子だ。
ここでさらに10分は鍋を囲みながら、我慢する。
アヤが待てずに5分のところで大根を引き出し、ん―味しない。
だろ、だろ。汁もいつものブリ大根と違って、
ぐんとおでん関西炊きより薄くしている。
10分経過で食べ始め、ここでも薄味だねー
でもだんだん、味が濃くなっていくし、
煮汁が減っていく。
途中湯を足しながら、塩梅を見る。これは鍋担当仲居頭の仕事です。
水は一気に生臭くなるので、くれぐれもポットの湯を。
でも、さっきより美味しい。といいつつこの辺から、汁に魚の脂がうき、
汁が琥珀色にキレイ。汁ごと食べるブリ大根は、
北陸の上等の寒ブリが来たときにしか出来ない。
これ、昔は囲炉裏で食べたんだろうな…北陸の人々は・・・と想いは果てない。
ゆっくりゆっくり夕飯を食べるのにもってこいの鍋だねえ。
いつもなら、砂糖・酒・塩・醤油で作るが
春先にまっている麺つゆの仕事の実験も兼ねて・・・・
家族は知らずにテスターなのだ。
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