どうぞ、そこのイスのお座りになってお待ちください。
文章で書くと全く伝わらないのだけれど
その窓口のおねーさんは、なぜだか口調が怒っていた。
仕上がり、受け取り時間が少々かかり、
夕方の4時になりますけど、よろしいですか?
この台詞も非常に怒った口調だった。
朝10時半ごろの話だけれど、
何をしゃべるにもこの修理・クリーニングのおねーさんは怒ってている。
きのうは新宿のキャノンの修理センターに、
1年間仕事で活躍してくれた
カメラとレンズをクリーニングに出す日。
毎年、ここにはこの時期に来ている。
はいってすぐ、銀行や郵便局と同じように番号札をとる
番号を呼ばれると窓口のおねえさんが(去年はオジサンだった)
ひとつひとつチェックのうえ、あずかってくれ、入院の必要なカメラ以外は
センサークリーニングと掃除を済ませておいて、その日のうちに
受け取れるという仕組みだ。
センサークリーニングと修理は有料だけれど
レンズのお掃除はキャノンのサービスで無料だ。
しかし、文字は活字にすると分からないけれど、
言い方次第では優しさと、サービスにあふれる言葉なのに、
怒った言い方だと全てが台なし・・・・
とにかく、その人は基本的に怒っている。
なにか家で不機嫌なことがあったのか、
毎日、こうなのか・・・・・定かではないな・・・・
いつもなら1時間半か2時間でうけとれるのだけれど、昨日は
6時間位も間があるので、いったん仕事場に戻ることにした。
帰りの電車の中で、江古田君が
あの女、怖いなー、あんな子いたっけな
基本的に怒ってるよね、姿勢が・・・・と、私。
でも、朝機嫌が悪い人っているじゃない、
それじゃないのかね・・・・
と、それぞれになんだか不愉快な窓口のおねーさんをおもいつつ西荻に戻る。
さて、4時になったので、新宿キャノンにカメラ&レンズを受け取りに行くと、
こんどの担当は去年も記憶のある、ソフトなかんじのいいオジサンだった。
あの人はどうなかったかな、午後はご機嫌かしら・・・とキョロリと探すと
右隣の窓口でおばちゃんのお客さんと、
壊れた一眼レフの修理期間のことで話し込んでいる。
午後もやっぱり怒っていた。
帰りの電車で、江古田くんと、やっぱり怒ってたねーあの人。
と、やはり彼も観察していた。
私はたまたま仏教の高校に通っていたが、週に 一度、朝の礼拝時間に
仏典を読む時間があり、ふとあの、結構好きな言葉を思い出した。
・・・・・・・・・・
怒って鏡をのぞいたら、鏡の顔も怒ってた
笑って鏡をのぞいたら、鏡の顔も笑ってた
人も鏡のようなもの
怒って人に尋ねたら、相手も怒ってこたえよう
笑って人に尋ねたら、相手も笑ってこたえよう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記憶力がないので、
記憶が若干違うかもしれないけれど
仏心など、まったくない私もこの言葉だけは心に響いた3年間だった。
これをふと思い出した。
その基本的に怒った女性は、今はやりのつけまつげもしているし
マスカラも、アイラインバッチリのフルメークの人。
出掛けるまでに、かなりの時間、鏡で自分とむきあってただろうに・・・・
仕事仲間のさなえちゃんが言っていたな・・・・
Canon
これは観音様からとった名前の会社なんですよ・・・・・
♪台所日記♪
夕飯・・・・・・・じゃあじゃあ麺と担担麺の両方が食べたくて、担じゃあ麺にした
- 担じゃあ麺
- もやしと水菜のサラダ
- もろきゅう
朝飯・・・・・・
- 温泉パン
- マスタードポテト
- ソーセジ入り、スクランブルエッグ
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