6月7日
遠い昔、短大の頃、調理実習で初めて習った和菓子が
水無月
三角の怪しい餅っぽい生地に小豆がチラチラ
見た目はフーンというかんじですが、
食べて美味しいというシロモノではなかった。
そもそも、その先生の調理実習のレシピはすべてにおいて
美味しいというものは何一つなかったので
これは
水無月がいまいちなのか、レシピそのものに問題があるのか
わからないまま、あれから、30年以上が経過していた
つい3〜4日前、仕事仲間のNちゃんから、
『ホンダさーん、水無月、撮影しませーん?』
私が小豆を炊くのが、趣味なのを知って言っているはず。
『うーん、和菓子屋で買って、食べながら考えるー』
そう、メールで返事をした。昨日は朝から土砂降りの雨。
水無月は京都の人たちが6月30日に食べる行事食で
いわゆる和菓子的には3月に桜餅、5月に柏餅がでるように
6月の和菓子。
小豆は邪気払い
三角にカットするのは氷に見立てる
明日からの向こう半年への健康などへの祈願の和菓子。
雨も、こういう降りかたをすると、さてと、
小豆を煮る気持ちにもなり、炊き始めた。
炊き始めただけでは、まだ、水無月の気分ではないが
豆の茹でこぼしを2回して、コトコトと豆を柔らかくしながら、
原稿を書いていると、
不思議なことに
水無月気分になってきたから不思議だ。
下地がほぼ、外郎なんで、外郎が嫌いな人にはダメだが、
久しぶりに作って、好物には程遠いが
1年に1度、下半期の無事を祈って食べるには十分なおいしさ
はいー、もちろん、
学生時代のレシピは大幅に変更しております。
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