窓枠

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三月二十日(土)

 

やったー!三連休じゃあ!

 

と昨夜からぬかよろこびをしていた。

喜びながら、心になにか引っ掻かていた。

 

夫は何かいい写真がないか、

千葉に行くと、

朝張り切って、自分仕事にでかけた。

 

コーヒーをのみつつ

なにしようかな・・・・・

ふと、??????

 

23日朝一番着の、1冊分の校正を忘れていたことを

おもいだした!!

ゲゲゲゲゲッ・・・仕事場にいかねば・・・

 

次に電話が鳴った。

夫だ・・・・レギュラーの撮影点数が不足するかもしれないから

今日は仕事にしない!?

遠足みたいに張り切って出掛けたのに、途中から

気になって、引き返してきた。

 

 

そうなんだよね・・・零細企業なもんで、

3連休しちゃうと、あと、自分の首しめるのは

自分。

今日は楽しくても、あと、大回転する。

仕事の内容も粗くなりがちになるから、

結果、いい気分じゃないんだよね。

 

で、きょうは仕事をすることになった。

3連休はあきらめて、通常通り1日の休日にした。

校正は2日ないと、できないし。

 

でも、早く終わらせて、引っ越し中の従妹の家に行こうということになり、

神戸から、おばも来てるし

会いに行った。

 

おっ、リビングの前は大きな公園。

天気もいいせいか、小さい子から、結構な大きい子までいる。

外を眺めているだけで、なんか、窓枠がテレビみたいだ。

これ、1日眺めていても飽きないかもね

窓枠から見える、まるでBS2の、声なしテレビのような情景に

しばららく、忘れかけていた懐かしい公園の記憶がよみがえってくる。

 

我が家の前は畑・・・・公園はないので、なんか新鮮。

公園は子どもの声が1日に聞こえている。

きのう気がついたけど、子供の声々って、なんか元気になるサウンド

 

長生きしている年寄りって、どうなんだろ・・・

夫婦だけ、またはひとり暮らしより、孫やひ孫と

住んでいるケースが多いんじゃなかろうか・・・

私の104歳で死んだ祖父も、96の祖母もそうだった

賑やかな家庭のなかでの長生きだ。

 

ただし、96歳の祖母は、息子に先に逝かれてからは

急激にまだらぼけになり、

今年に入ってからは、もう、この世にはいない人の名前ばかり

言っているという話を、先週従姉からきかされた。

そういえば、従兄夫婦には子供がいないので、大人ばかりの家になっている。

でも104歳で亡くなった祖父の家はひ孫も、同じ屋根の下。

肺炎で死ぬまで、ボケることなく、

足腰の悪い嫁さんの、食事の支度、

お客さんのお茶出しを自分の仕事にしていた。

 

子どもの空気、サウンドは、社会の中で大事だ。

いかなる経済状況の家でも、

子どもをたくさん産んでも、安心な社会に、日本に

本当になって、ほしいと、公園をみつつおもってしまった。

でも、あの政治家のおじちゃまや、おばちゃまは

こんな庶民の公園で、子どもを遊ばせたことも

自分が遊んだことも、

何時間も眺めたことも無いのかもしれない・・・。

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