九月三日(金)
昨日朝、通勤途中、自転車で通過中、発見
ついに元銭湯玉の湯跡地に、建ったマンション
引っ越しのトラックが荷おろししていた。
銭湯経営から、マンション経営に、
切り替えた○●さんには、なんの罪もないし、
時代ともに、守ってきたものを手放すのは、
きっと苦しい選択だったはずだろうな・・・
ロッカー、鍵は
手首にまいて・・・ネ
銭湯でも珍しい
編んだ乱れ籠
今は、めずらしい富士山の絵が壊された日、
工事現場の棟梁に中に入れてもらい
現場の人と、缶コーヒーで一杯やって
銭湯玉の湯の富士山の絵とお別れをしてきたけれど、
男湯は富士山
親友を失ったように、
悲しかった。
女湯は瀬戸内海
3時ごろ、絵を壊し始めた
昨年の秋
新しいマンションへの引っ越しの車・・・・・
それは、もう、銭湯の面影を一気に消された気がする。
あー、ほんとに、なくなったのね・・・
脳みそがつかれたーって、とき
徹夜で仕事場に泊まったとき
考え事をしたいとき
おばあちゃんと子供をつれて、初銭湯
風呂のないアパートに越した超貧乏修行時代
少林寺拳法の稽古の帰り道、汗臭いまま直行
風呂の後の、焼き鳥屋、のん兵衛時代
いろんな時をおもいだすなあ
でっかい富士山の絵を見ながらの、湯船は
明日への活力だった。
嫌なことも、面倒なことも、水に流す
その水は、私にとって銭湯で使える
た〜っぷりのお湯と、とろけちゃいそうな湯船
長女は、次女の入院中、保育園のかえり、
くたくたにくたびれた父親と毎日銭湯で、お風呂に入っていた。
子どもならでは、男湯だ。
その話も、銭湯の前のクリーニング屋さんから聞いた話
天井の高いのが心地いい
響くんだナ・・・声が
男湯から、きこえる・・・
先でるよー!って。
どんな本をつくろかな、会社時代、新しい企画をかんがえたり、
途中でつまづいて、思案はなぜか、銭湯だった私。
昔・・・といっても、18年前、
西荻窪の駅界隈の風呂屋は5件あった
玉の湯だけは、残してほしい
そんな、本気の願いも叶わず
ついに、西荻駅界隈から銭湯が消えたのだ。
2009年の初夏のことだ。
2010年の初夏、マンション建つ
2010年の晩夏 引っ越し始まる。
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