こうちゃんキムチとおばあちゃん

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9月11日(土)

キムチ初挑戦おばあちゃん

 

きのう、西友で買いものをしていたら、

キムチ売り場で、腰の曲がったおばあちゃんが、

キムチパックを片手に持ち、

右手は、自分の体を支えるように、

しっかり冷蔵ボックスにつかまり

食い入るように、キムチを見ている。

 

最近西友に限らず、サミット、生協にも幅広く展開している、

料理研究家のこうちゃんプロデュースの

白菜キムチ。

国産白菜で値段も、たいてい198〜240円で売られているから

いろんな意味で安心して買える。

韓国本場キムチを食べたことのある人には

これはキムチじゃない・・・と

いわれそうだれど、

日本のご飯&食卓にはなじみやすく、よくできているキムチだと思う

おばあちゃんの後ろを通ると

 

これ、美味しいのかしら・・・・ねえ

食べてみようかしら・・・

どうなのか、わかんないわ・・・

 

と、明らかに、キムチパックを見つめて

商品と会話をしている。

私は一通りの買い物をカートンに入れ、

レジ方向に歩くと、

まだ、そのおばあちゃんは、同じ売り場にいた。

 

気になったので、そばにいくと

即座に私に、

これ、美味しいかしら・・・・

と聞いてきた。

 

おばあちゃん、辛いの平気なの?

 

辛いのは平気だよ・・・でもあんまり辛いのはねえ。

それにキムチは食べたことないんだ。

おいしいのか、わからないんだよねえ。

 

そうだよネエ・・・・お顔をみたら、どう見ても

80歳を超えているかんじだし、

韓流ブームのおばちゃん世代の上だもん

キムチを食べたことない人・・・それは、いるでしょう。

この年齢で食べたことのないものに挑戦する

食欲と意欲も。。。なんて、かっこいいのだろう。

 

で、言ってみた。

 

このキムチは食べやすくて、

うちの娘は大好きだよ。

でも、おばあちゃん、きょうは初めてだから

辛口と書いてない、このパックにしてみたら?

で、もっと辛くてもOKなら

次はこの辛口にしたら・・・・・?

 2812.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でね、このキムチ、結構、漬け汁が残ってもったいないから

塩した、一口きゅうりをもう一度漬けるんだよ。

おいしいんだ、これがまた・・・

 

そのおばあちゃんは、そおっ?

と、いって、辛口でないほうのキムチをカートンに入れて

その場を去った。

 

 

こどもの頃、父や母が店頭や道端で誰かと散々しゃべって

どうも、、、なんて言って、別れる。

後から、

 

ねえ、あの人だあれ?

と、聞くと、母も父も必ず、

 

知らない人よ・・・

 

私は、知らない人と喋るなんてありえないと思っていたし、

知らない人とは、自分が知らないという意味に違いないと

思ったので、次に質問を変えて、

 

じゃあ、名前はなんていうの?

 

知らないわ、知らない人だもの・・・・・

 

なんてこと!!と思ったのに、

そのなんてことを、自分が知らず知らず、

しているのだ。

レジで待っている間、

私も知らないおばあちゃんと、おしゃべりをするように

たまたま、子供がいなかったから、なにもいわれないど、

自分で自分がおかしくなって、笑えてきた。

 

こういう時たいてい、決まって、ミクが聞く

だれ?

ん?知らない人だよ。

変なの・・・ママ・・知らない人と話するんだ。

と、不可解な顔をそういえば、よくするっけ・・・

 

仕事場に戻り、その話をすると、スタッフのさなえちゃんが

 

本田さんも、立派な西荻のおばちゃんですよね。

でも、西荻にいると、他の街より、その頻度は高くなりますよね。

西荻のおばちゃんたちって、ほんと良く話しかけてくるもん。

で、ホンダサン、自分もさらにおばちゃんになってくると、

おばあちゃんとは言わず、かなり年齢の高い人のことも

オバちゃん。。。というようになるんですよ

 

・・・と

ニヤニヤしている。

なるほど・・・・鋭い人間観察だ。

 

しかし、こんど、あのおばあちゃんにあえたら、

初キムチの感想を聞きたいな。

 

 

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