9月24日(金)
台風が近づいているらしいが
今朝の東京は曇だ。
とりあえず、傘はいらない。
外に出るとヒンヤリと涼しい。
暑さ寒さも彼岸まで・・・というけれど、
この夏はこの言葉も危ないな・・・と心配したけれど、
ギリギリセーフ
この言葉は、ギリギリのきわどいところで生きた。
昨日は、一日雨で
次女と夫は、普段お外様なんで、
どこか、行くとこないかなー、と二人で
朝から、ブツブツ言っていたが
ついに、夕方になり、
ミクちゃん、一緒にご飯を作ろう!!
なぜかこういうことになった。
め・め・めずらしい・・・
この二人の夕飯のコンビネーションは見たことがない。
夕飯のお手伝いなど、したことのないミクが
なぜ、この提案に乗ったか
私は知っている・・・・・フフフフ
家庭科だよりというミニ新聞を家庭科の先生が、毎学期発行しているのだが
お手伝いの嫌いなミクは、その新聞を
ダメ―ッ・・・・と
言って見せてくれない・・・・なぜだ。。。怪しいではないか
昨日の早朝、テレビのまえに小さく折りたたみ、放置されていた
家庭科新聞を発見!
中に
2学期は沢山、料理を作ります。
家庭でも、お手伝いをできるだけさせてください。
・・・と書かれている場所があった。
人の前で、恥をかくのが世にも嫌いなミクは乗ったのだ。
その、誘いに・・・・
夫はめったに料理を作らないのに、
今日はよっぽどやることがなかったのか・・・
私と同じで、ひょっとしたら、あの手紙を読んだのかも知れない
ミクちゃん、料理は買い物から始めるんだよ
そう娘に、言って二人は土砂降りの雨の中、買い物に出かけた。
アヤも、
へーっ、他力本願のパパとミクがめずらしいね
と、他人事のように眺めていた。
作ったのは、カレー
子供料理の基本みたいなもんだ。
夫が、
初めてだろ?カレー作るの
んんん、はじめてじゃないよ
いろんなキャンプで、何回かカレーは作ったことあるよ
そこから、アヤも交えて、いろんなキャンプでの
カレーの失敗談やら、なにやら、おかしな話も聞けて、実に面白かった。
美味しくないカレーも
キャンプという環境は、
全て、これだけの思い出話をつくるんだな・・と
感心してしまったのだ。
ミクの作った子供カレーで、ここまで話が盛り上がるか・・・
というくらいカレーの話で始まり、終わった夕飯。
師匠が5年前まで、NHK今日の料理のテキストで、連載をしていた。
【この料理にドラマあり】
こんなテーマで3年間ほどやっていたろうか・・・
師匠が毎回3000字以上書くもんだから、
それを、960字にばっさり、切っていくのに、
私は、何度も何度も、何度も読み返し、毎回
その物語に自然と心を導入していったことを、ふと・・・思い出した。
何気ない料理でも、人それぞれ、
一期一会に、小さいドラマを持つ。
それが、料理だ。
その一瞬では見えないし、分からないけれど、
後から、その光景が1枚の心の写真になって、
焼きついていること・・・
人は、食べる限り、この経験の無い人はいないのだと思う。
カレーライスはたいていの日本人は食べたことがあるだろう
カレーライスという料理は、
どれだけの、物語を持っているのだろう・・・
なんだかおセンチになってしまった。
やっぱり秋かなあ・・・
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