三月二十九日(月)
本格的子どもの春休みが始まった。
学校に行くときは、弁当が嬉しい、長女はあるとき休みの日は
皿に盛ってね・・・包んである弁当が机の上にあると
なあんか、アー今日も留守番なのね・・・・となんか寂しいのだという。
器に盛り付けてあれば、どこかに行くなら自分で弁当に詰めるし、
家で食べるなら、場合によっては、チンして
温かいお茶をいれたり、自分なりに食卓をたのしめるから
弁当にしないで・・・・とある日頼まれた。
うちは、私がいないときは、すぐ食べられるようにと・・・
うんと小さいときから弁当箱や、おかずを大きい蓋つきの入れものに
入れて冷蔵庫に入れたり、
シッターさんの分や留守を頼むじじやばばの分もと
一つ一つ弁当を詰めておいていった。
ことに、ミクが入院や治療通院している3年間は、
アヤはひとりで弁当と一緒に留守番が多いせいか、
保育園や学校から自宅に帰り机の上に、
自分のと他の何人か(私のもあることも多い)の
弁当の置いてある食卓の風景は、母親不在の風景。
父親が保育園に迎えに行き、
銭湯に連れて行ってもらい、おべんとうに、プラススープや
好物のオムレツを焼いてもらっても、
文句ひとつ言わず、ニコニコしていたアヤの顔とは違い
ずーっと我慢していた何かがコレなんだろうか・・・と考えてしまった。
また、反対に、病院生活が長く
集団生活もあまりしてなかった子ども時代をすごしたミクは
お弁当経験がアヤより乏しく、変に特別で嬉しいらしい。
何でもないものも、弁当箱のミクちゃんのお弁当・・・と置いてあるだけで
喜んでいる。
相反する性格に、相反する環境で幼少期を、
同じ親でありながら
経験した二人の感性はあまりに違う。
・・・・といいつつ、姉妹の希望を交代で・・・
きょうはお弁当に詰めてみた。
帰ると、2人とも綺麗に食べてあった。
【弁当】
鯵ふりかけ海苔ニ段
竹輪天
きんぴら
【夕飯】
鶏むね肉のペッパー醤油焼き
ぜんまいの煮物
高野豆腐の煮物
ごはん
梅干し