感動しました

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今日は朝から雪が降ったりやんだり。しかし、前から映画に行こうと夫と約束していました。予報ではかなり積りそうな様子。でも決行しました。

電車と地下鉄を乗り継ぎ、銀座の東劇まで行きました。
「わが心の歌舞伎座」を観る為です。
これを撮っているカメラマンは私の知人の柏原聡氏。
先日も別件でお会いした時に、友人の風間さんと、かとうみさん達がこの映画の話で盛り上がっていました。なんだか一人寂しく、何とか早く観たいと思っていました。

やっと実現したのです。ほんとに素晴らしかったのです。映像の美しさもさる事ながら、何かジーーーんと心に感動を覚えました。懐かしかったのです。

子どもの頃、良く祖母が歌舞伎に連れて行ってくれました。私は日本舞踊を習っていましたから。それに祖母の出しに使われたのかもしれません。

この映画に出てくる演目はほとんど観ています。それも先代の人の物が多いのです。勧進帳、助六、暫、義経千本桜、藤娘(これは舞台で踊ったことがあります)等など。

どれも懐かしく、台詞やお囃子も良く覚えています。
もう一つこの映画の見所は、裏方さん達にも脚光を浴びせている所です。

少しは分かっていましたが、まさかあんなに大変とは思っていませんでした。
特に忠臣蔵の浅野内匠頭が切腹し、大石がそばで頭を下げるシーンがありますが、この時、全く舞台に出ていない人達も、舞台の影で、装束を着けて頭を下げて居ました。

又歌舞伎の衣装の美しいこと。日本の色彩は世界に誇れる物がありますね。
お暇を見て是非観てほしい映画です。二度とあの歌舞伎座は見られないのですから。
ちなみにナレーションは倍賞千恵子さんです。落ち着いたとてもいい声でした。

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