先日講演で福岡に行った。勿論飛行機を使ったのです。前にも増して検査が厳しくなったとは言え、国内線はたいして変わりなく思った。しかし行きはすんなり荷物チェックはOK
帰り福岡でひっかかった。バックの中に爪きりがあると言う。
私は「持っていませんけど見てちょうだい」と言い、バックをひっくり返した。
なるほど薬の小物入れにヘンケルの小さな爪きりが入っていた。
「では面倒なのでスーツケースに入れて手荷物でなく預けます。」と言い、よいしょと持って又1階に逆戻り。荷物を預け、又2階へ
ゲートでチェック。また「バックの中に鑢みたいな物が入っています。」と言われた。
「だってさっき爪きりでひかっかかったから出して今1階に行って預けてきたのよ。それに来る時は羽田でスイット通り、それだけでなく、去年成田もグアムもぜんぜんひっかからないで、何故福岡だけひっかかるの。おかしいじゃない。いずれにしてもぜーーーーんぶ気の済むように見てちょうだい」
出てきました。爪やすりとはさみなどの付いた有名なスイス製の3cmほどの小物。私はこんな物を入れているとはまったく覚えていなかった。ただバックを変えるときに、全く中身を気にせずホイホイ入れていたのです。
これも取り上げられ、羽田で手荷物の他にこの詰めやすりを別の場所に取りに行くのです。
「何でさっきみつからなかったの?おかしいじゃない、それに羽田も成田もグアムも変よ、いったいこの機械はどうなってるの。」
「すいません、何分最終は人間の目の検査ですから。」
「そんな事でいいのか?あてにならない検査ならしないほうがいいでしょう。時間ばっかりとって、その上足が悪いのに、1階に行ったり又ここまで歩いたり、第一私がこんな物でハイジャックできるなら、やり方を教えてほしいわ!」
もう怒りきれませんでした。何事だとばかりに係りが5人も集まり、ただただ「申し訳ございません」と言うだけ。謝ってもらう必要は何にもないのです。私の指摘している事に答えればすむ事。
隣のご夫人もスーツケースを全部ひっくり返されぷんぷん怒っていました。
何なのでしょう。度が過ぎています。確かに女性でもハイジャック犯は居ますが、私の持っているような小物のナイフで、一人でどうやってするのでしょう。ほんとに教えてほしいくらいです。
「何故羽田や成田、グアムは通ったのか理由をきちんと説明してほしい」と、連絡先を書いて置いてきました。果たして回答がくるかどうか?