2012年6月アーカイブ

茄子みそ

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nasu2.jpg料理教室の生徒さんから沢山茄子を頂きました。
その茄子を見ていたら、祖母が良く作ってくれた“茄子みそ”を思い出しました。茄子みそと言っても茄子を油で炒めたものですが、我が家では何故か“茄子みそ”と言って、夏になると良く食卓に登場しました。

とても料理の上手な祖母で、84才になり、緑内障で失明するまで、ずーーーっと台所に立って居ました。ですから私のおふくろの味は祖母の味なのです。

今私が作っている茄子みそにはピーマンを入れています。子どもが小さかった頃、栄養も考えてピーマンを入れたところ、この味も結構家族に受けました。それ以来ピーマンを入れています。祖母が作ってくれた時には、余りピーマンが出まわって居なかったので、入っていないのだと思います。

そんな祖母の味の茄子みそです。8人分位あります。
材料 茄子  8個位
    ピーマン  4個
    サラダ油  大さじ2   
    酒   大さじ2   
    みりん 大さじ2   
    砂糖   小さじ2〜(白味噌でない時は少し多く入れます)
    白みそ   大さじ2(普通の味噌でもOK)
    しょうゆ  少々

    粉山椒  適量

作り方
1、茄子は所々皮をむき、縦半分にして、表面に斜めに浅く切れ目を入れ、横に半分に切る。さっと水で洗う。
2、ピーマンは種を取り、茄子と同じくらいに切る。
3、フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、すぐに水気を拭いた茄子とピーマンを入れて2本のへらで炒め合わせる。
4、全体に油が回ったら、酒、みりん、さとうを加えて、茄子がしんなりするまで炒める。
5、汁気が出てきたら、材料をフライパンの端に寄せ、汁の所に白みそを 入れて良く混ぜ溶かす。材料にまんべんなくみそが絡まるようにサッサッと炒め合わせる。
6、汁気が無くなってきたらしょうゆをチョロッと入れて全体を混ぜれば出来上がり。
7、お皿に盛って、粉山椒を振る。(好みです)

祖母は関西の味で育ったので、ここでは白みそを使っています。そして少し甘目の味です。随分量が多いと思いますが、余ったら冷蔵庫に入れて、冷たいものを、アツアツのご飯にのせ、粉山椒をたっぷり振って混ぜて食べると美味しいのです。
ですから多めに作ります。  

つばめ

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tubame.jpg夫が床屋さんから帰ってくると、「床屋さんの入口に燕の巣があってヒナが居るんだよ」と言いました。
今時なかなか燕の巣を見かけません。昔のように軒先がある家が少なく、マンションが多くなったからでしょうか?
この床屋さんは毎年燕が来るそうです。それも出入り口の上の所なのに不思議です。

夫は夜になって孫に「燕の巣を見たことがある?」と聞いていました。返事は「NO」だったようです。

翌日カメラを持って夫と出かけました。でもヒナはいませんでした。そろそろ飛び立つ練習をさせているからだと思い、夕方に又出かける事にしました。

案の定ヒナ達は帰っていました。3羽でとても可愛い子たちです。
そっとカメラを向けて撮りました。しかし、次の瞬間、カメラのライトが光ったのでびっくりしたのか、飛び立ってしまいました。

燕さんごめんなさいCry 悪いことをしてしまったと心配で、暫く床屋さんの中で待たせてもらいました。うす暗くなったので、そっと外に出ましたら、戻っていて、可愛い目をクリクリさせてます。安心して家に帰ってきました。

梅酒瓶

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ma-to2.jpg先日、石塚硝子という会社から、紙面のCMの依頼がありました。
この会社は皆さん一度は目にした事があると思いますが、赤い蓋の梅酒の瓶の会社です。もちろん梅酒瓶ばかりでなく、ガラス製品を色々作っていますし、師匠のカツ代がデザインした、「Kiai(きあい)
」という信楽焼のお皿等のシリーズも作っています。
ですからもう15年以上のお付き合いです。

今回はこの梅酒瓶が50周年を向え、梅酒ばかりでなく、何かほかの飲み物ということで依頼があったのです。
まずは“サングリア”とフルーツ酒を作り、それを使って、シフォンケーキを作りました。
6月号のMart(マート)という雑誌に載りました。

昨年は梅酒を使ってレシピを作ってほしいとの依頼で、キッチンスタジオがケーキや料理の小冊誌を出しました。

興味のある方は「umebin.com」を検索しその中の「プロのレシピ」のタグをクリックしてください。色々なレシピが載っています。
そして復刻版の梅酒瓶が発売されていますから、今からが仕込みの季節です。是非作ってみてください。