料理教室の生徒さんから沢山茄子を頂きました。
その茄子を見ていたら、祖母が良く作ってくれた“茄子みそ”を思い出しました。茄子みそと言っても茄子を油で炒めたものですが、我が家では何故か“茄子みそ”と言って、夏になると良く食卓に登場しました。
とても料理の上手な祖母で、84才になり、緑内障で失明するまで、ずーーーっと台所に立って居ました。ですから私のおふくろの味は祖母の味なのです。
今私が作っている茄子みそにはピーマンを入れています。子どもが小さかった頃、栄養も考えてピーマンを入れたところ、この味も結構家族に受けました。それ以来ピーマンを入れています。祖母が作ってくれた時には、余りピーマンが出まわって居なかったので、入っていないのだと思います。
そんな祖母の味の茄子みそです。8人分位あります。
材料 茄子 8個位
ピーマン 4個
サラダ油 大さじ2
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 小さじ2〜(白味噌でない時は少し多く入れます)
白みそ 大さじ2(普通の味噌でもOK)
しょうゆ 少々
粉山椒 適量
作り方
1、茄子は所々皮をむき、縦半分にして、表面に斜めに浅く切れ目を入れ、横に半分に切る。さっと水で洗う。
2、ピーマンは種を取り、茄子と同じくらいに切る。
3、フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、すぐに水気を拭いた茄子とピーマンを入れて2本のへらで炒め合わせる。
4、全体に油が回ったら、酒、みりん、さとうを加えて、茄子がしんなりするまで炒める。
5、汁気が出てきたら、材料をフライパンの端に寄せ、汁の所に白みそを 入れて良く混ぜ溶かす。材料にまんべんなくみそが絡まるようにサッサッと炒め合わせる。
6、汁気が無くなってきたらしょうゆをチョロッと入れて全体を混ぜれば出来上がり。
7、お皿に盛って、粉山椒を振る。(好みです)
祖母は関西の味で育ったので、ここでは白みそを使っています。そして少し甘目の味です。随分量が多いと思いますが、余ったら冷蔵庫に入れて、冷たいものを、アツアツのご飯にのせ、粉山椒をたっぷり振って混ぜて食べると美味しいのです。
ですから多めに作ります。